注・ネタバレあり
未読の方は読まないでね。
明け方の街。
姉妹を乗せたタクシーが走る。
暁光に陰る姉の横顔に、妹は死の予感を感じることはできなかった。
読み進めてわかる、それは黄泉の国へ片足を踏み入れた者の顔。
ふと、目の前からいなくなる。
残酷なまでに淡々と描かれる死。
このリアリティの恐怖。
むごい代償と引き換えに、妹が得た成長。
その後ろに、必ずや姉の情念が宿っているであろうと読者に確信させる作家の手腕。
そうだ、無垢にバレエに向き合ったあの子だからこそ、きっと妖精にもなれるのだ。
彼女の周りの、誰でもいい、誰か一人でも
「あなたは本当によく頑張った。辛かっただろう。もう頑張らなくていいよ。いまはただおやすみなさい。」
こう語りかけてあげたら、結果は違ったものになったかもしれないのに。
喪失感に打ちのめされています。
ショックでございました。
ひさしぶりに体が震えました。
第二部のスタートを、心から待っています。
正月二日、浅草の浅草寺に行った。
いやぁ、すごい人、人。
私のお目当てはおみくじ。
昨年は近所の神社で中吉を引いた。
今年わざわざ都内まで出てきたのだ。
結果は吉。
「一生懸命に立身出世しようとする、あなたの志が見られます。
しかし目上の人たちからは、あなたの未熟さゆえに、残念ながら認められません。
されど、良い書き物を書いたならば、すぐにも認められるように、自分の心をはっきりと伝えることが大切です。
良いことがいよいよ重ねておこりそうです。」
認められるのはまだ先みたいだけど、いい感じじゃないですか。
楽しんで、頑張ります。
浅草寺は凶がよく出ることで有名らしい。
よかった、吉が出て。
帰りにはおいしくひつまぶしを食べて帰ってきましたとさ。
あけましておめでとうございます。
座右の銘は「自信を失わない程度に謙虚」であったわけですが、どうにも謙虚すぎて自信を失いかけたもんで、今年はこれを一発変えようと思います。
「まず自信を持て。そして謙虚であれ。」
自分の世界を押し売りするくらいのパワーを持てる一年になりますように。
押し売りできるだけのこだわりと、迫力、繊細さを兼ね備えた作品を丁寧に作ることができますように。
みなさまも健康でよい一年を過ごすことが出来ますように。
それでは今年もよろしくお願い致します。