「人間の芸術活動の密かな目的は、失われた子供の肉体を少しずつ発見していくことだ」
アメリカの心理学者のノーマン・ブラウンの言葉であります。
大人になって自分で金を稼ぐようになってから、子供時代に出来なかったことの補完、または子供時代の思い出の再生に躍起になっておりました。
聞きたかったCD、見たかったビデオ、読みたかった本を買い、好きだったアニメのOPを集め・・・。
パソコンの登場のおかげでそのほとんどが満たされつつある、大変幸せな今ですが、さっき、さらにすごいものを見つけてしまいました。
http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WF_AirTop.cgi?DT=n&IT=p
国土画像情報・カラー空中写真閲覧機能。
昭和46年、54年、59年の、自分の住んでいた土地の空中写真が見られます。
早速見てみました。
タヌキに化かされた森も、ザリガニ釣りをしたドブ川も、カナブンがたくさん取れた秘密の場所も、雨上がりには大きな池になった空き地も、なにもかも、なにもかも写真の中にありました。
正直、見ていて涙が出た。
子供時代の記憶は、どうしてこうも鮮烈で郷愁に溢れているのだろう。
今も楽しいし、今が好きだし、昔はよかったとは思わないし。
でもどうにも涙が出る。
夕焼け空の色、木製の電信柱、空を覆うように飛ぶ赤とんぼ、道路にわく陽炎や地面の赤土・・・。
全て思い出しました。
なにもかも、本当に懐かしい。
空想の世界の中をしばし散策・・・・。
みなさんもよかったら是非お試しください。
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